利回り9.97%の罠?ワタミ株主優待の“使いにくさ”に注意!
いつもは優良株を前向きに紹介しているこのブログですが、今回は少し趣向を変えて、「数字だけでは見えない落とし穴」に注目してみたいと思います。
ワタミ(7522)は、株主優待と配当を合わせた総合利回りが約9.97%という、外食系銘柄の中でも際立った高利回りを誇る銘柄です。 しかし、実際にその優待を使おうとすると、「えっ、こんな制限があるの?」と感じる場面が少なくありません。
数字のインパクトに惹かれて購入したものの、思ったより使いづらかった… そんな“優待あるある”を未然に防ぐためにも、今回はワタミの株主優待の実態を冷静に見ていきましょう。
株主優待の内容(年2回・3月末・9月末)
| 保有株数 | 3月末(5月末発送) | 9月末(11月末発送) | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 100株以上 | 4,000円相当(8枚) | 4,000円相当(8枚) | 8,000円相当 |
| 300株以上 | 7,000円相当(14枚) | 7,000円相当(14枚) | 14,000円相当 |
| 500株以上 | 10,000円相当(20枚) | 10,000円相当(20枚) | 20,000円相当 |
| 1,000株以上 | 15,000円相当(30枚) | 15,000円相当(30枚) | 30,000円相当 |
- 優待券は全国のワタミグループ店舗で利用可能(1会計につき1人1枚まで)
- ランチタイム・テイクアウト・デリバリーでは利用不可
- 優待券は自社商品との交換や寄付にも利用可能(1枚150円換算)
詳しくは公式サイトをご覧ください(引用
配当と利回り情報(2025年10月時点)
| 株価 | 約903円 |
| 最低取得金額(100株) | 約90,300円 |
| 年間配当金(予想) | 10円 |
| 配当利回り | 約1.11% |
| 優待利回り(8,000円相当) | 約8.86% |
| 総合利回り | 約9.97% |
一見すると、高利回りで「お得そう」に見えるワタミ(7522)の株主優待。 しかしその実態は、使い勝手に大きな制限がある“数字だけが先行した優待”です。 年間8,000円相当の優待券がもらえるとはいえ、1人1枚まで・ランチ不可・テイクアウト不可など、実際に使おうとすると「思ったより使えない」と感じる場面が多いのが現実。 投資初心者が「利回りの高さ」だけで飛びつくと、期待外れの優待生活になりかねません。
ヤマダホールディングス(9831)|主要指標一覧
| 指標 | 数値 | 説明 |
|---|---|---|
| PER(株価収益率) | 約13.4倍 | 利益に対して株価はやや割安〜適正水準 |
| PBR(株価純資産倍率) | 約2.74倍 | 純資産に対して株価は割高傾向 |
| ROE(自己資本利益率) | 約8.2% | 利益率は一定水準を維持しており、収益性はまずまず |
※PBRについては、下記の記事で説明しています。
https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/10/29/post-83/
※PERについては、下記の記事で説明しています。
https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/10/29/post-90/
※ROEについては、下記の記事で説明しています。
https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/11/02/post-107/
注意点
- 1会計につき1人1枚までしか使えない
- ランチタイム・テイクアウト・デリバリーでは利用不可
- 他の割引券・クーポンとの併用不可
- 一部店舗では利用不可
- 税込500円以上の会計でないと使えない
例えば、1人でランチに行っても優待券は使えません。家族やグループで夜に利用する前提の設計です。
そのため、無理に優待を使い切ろうとすると、かえって余計な出費につながる可能性もあります。 一方で、外食の機会が多いご家庭や、お子さんのいるファミリー層にとっては、うまく活用すればお得感を得られる優待であることも確かです。
まとめ
ワタミ(7522)は、総合利回り約9.97%という高水準の外食優待株。
しかし、「1人1枚まで」「ランチ・テイクアウト不可」などの制限が多く、実際の使い勝手は限定的。
無理に使い切ろうとすると、本来不要な出費が増えるリスクも。
一方で、外食頻度が高い家庭やグループ利用が多い人には、条件が合えばお得に活用できる。
投資判断では、利回りの数字だけでなく“自分の生活スタイルに合うかどうか”を見極めることが重要。