アイモバイル(6535)株価下落と高配当:今が買い時?

2026-01-12

はじめに

アイモバイル株式会社(証券コード:6535)は、広告配信ネットワーク事業とふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」を運営する企業です。かつては株主優待として「ふるなびグルメポイント」を提供していましたが、2019年の制度改正により廃止。その後は配当中心の株主還元に移行しています。現在は 配当利回り5%超 と高水準で、投資家から「高配当株」として注目されています。

配当と利回り情報(2025年12月時点)

指標数値
株価約471円
最低取得金額(100株)約47,100円
年間配当金(予想)約27円(※最新予想)
配当利回り約5.73%
配当性向約50.58%
配当権利確定月7月

株価下落の原因

2025年12月に入り、アイモバイル株は一時的に下落しました。背景には以下の要因があります。

  • 市場全体の調整による需給悪化
  • 利益確定売りの増加
  • ふるさと納税制度改正による「ポイント付与廃止」などの不安心理

ただし、業績自体は安定しており、広告事業とふるなび事業の収益基盤は堅調です。株価下落は業績悪化ではなく、外部要因による一時的な需給調整と考えられます。

さらに注目すべきは、配当が増配されていることです。2024年の年間配当22円から、2025年は予想27円へと増配が発表されており、株価下落によって配当利回りは 5%超 に上昇しました。これは株主還元姿勢の強さを示すものであり、長期投資家にとっては魅力的なポイントです。

株価指数一覧

指標数値コメント
PER(株価収益率)約9~12倍日本株平均(15倍前後)より低く、割安感がある
PBR(株価純資産倍率)約1.2~1.5倍小売業平均(1~2倍)と同水準で妥当な範囲
ROE(自己資本利益率)約9~11%利益率は比較的高く、資本効率は良好
配当利回り約5.7%株価下落と増配により高水準、個人投資家に魅力的
時価総額約200億円中小型株で、成長余地とボラティリティが大きい

アイモバイル株の配当利回りは2025年秋から冬にかけて4%台から5%超へ急上昇しました。これは日本企業の平均(約2%)を大きく上回り、投資妙味を示しています。背景は株価下落による需給調整であり、業績悪化ではなく市場全体の調整や利益確定売りが中心です。さらに会社側の増配発表が投資家を引きつけています。広告事業と「ふるなび」の収益基盤は安定しており、配当性向は約50%と健全水準。最低投資額も約5万円と手軽で、優待は廃止されたものの、高配当株としての性格が明確になり、株価下落局面でも注目を集めています。

※PBRについては、こちらの記事で説明しています。

※PERについては、こちらの記事で説明しています。

※ROEについては、こちらの記事で説明しています。

適正株価は?

現在の株価は約470円(2025年12月時点)ですが、理論値を指標で見てみると差が浮き彫りになります。PER基準では450円から520円、PBR基準では390円から500円程度と算出されます。さらに、アナリストの目標株価レンジも410円から520円と、現在株価とほぼ同水準にあります。これらを総合すると、妥当な株価水準は450円から520円程度と考えられ、現状は割安感がやや強い水準にあることが分かります。

今後の見通し

短期的には下落リスクが高い

  • 株価は直近で500円台から470円前後へ下落(約6%安)。
  • 市場全体の調整や利益確定売りが中心で、業績悪化ではない。
  • ふるさと納税制度改正による「ポイント付与廃止」などの不安心理が投資家心理を冷やしている。
  • 市場予想を下回る数字が出れば、短期的な売り圧力が強まる可能性がある。

ただし、需要は底堅い

  • 広告事業と「ふるなび」事業の収益基盤は安定。
  • 増配が発表されており、配当利回りは5%超に上昇。
  • 配当性向は約50%と健全水準で、株主還元姿勢は強い。
  • 最低投資額が約5万円と手軽で、個人投資家の支持を集めやすい。

投資戦略として

  • 短期的には株価下落リスクが高いため、慌てて買うより「適正水準まで下がるのを待つ」方が合理的。
  • 長期的には高配当と安定事業が支えになるため、配当目的での長期保有は有効
  • ただし、制度改正の影響で成長が鈍化する可能性もあるため、株価指標を重視して投資判断を明確にすることが重要。