日本化学産業(4094)の優待・配当まとめ|鉄壁財務で安定株!

2026-01-10

日本化学産業(4094)とは

日本化学産業は、金属化合物・表面処理薬品を中心とした化学製品メーカーで、電子部品・自動車・建材など幅広い産業を支える基盤技術を持つ企業です。 主力の薬品事業に加え、建材事業も展開しており、長年にわたり安定した収益基盤を築いています。

さらに、リチウムイオン電池リサイクルなどの新規事業にも取り組んでおり、今後の成長余地も期待されています。

つまり日本化学産業は、 「安定した化学メーカーでありながら、技術力と財務基盤を武器に長期成長を目指す企業」 と言えます。

日本化学産業(4094)の株主優待の特徴

日本化学産業は 2025年に株主優待制度を新設 しました。 優待は年2回(3月末・9月末)実施され、保有期間に応じてQUOカードが贈呈されます。

さらに、継続保有期間が長いほど優待額が増える「長期優遇型」の仕組みで、長期投資家にとって魅力的な制度です。

株主優待の内容(年2回・3月末・9月末)

保有株数継続保有期間優待内容年間換算
300株以上1年未満QUOカード 5,000円×年2回年1万円
300株以上1年以上3年未満QUOカード 10,000円×年2回年2万円
300株以上3年以上QUOカード 15,000円×年2回年3万円
  • 継続保有の判定は、3月・6月・9月・12月の名簿で連続記載されている回数で判断

配当と利回り情報(2025年12月時点)

指標数値
株価2,376円
最低取得金額(300株)712,800円
年間配当金(予想)90円
配当利回り約3.79%
優待利回り(1年未満)約1.40%
総合利回り(1年未満)約5.19%
総合利回り(3年以上)約8.39%(優待3万円換算)

まず、配当+優待利回りが最大8%超と高水準で、長期保有ほど優待額が増える点は大きな魅力です。

次に、優待が使いやすいQUOカードで、コンビニやドラッグストアなど日常生活で幅広く活用できる点も強みと言えます。

さらに、最低投資額は約70万円と一定の資金は必要ですが、安定配当×長期優遇型優待という組み合わせは、長期で資産形成を目指す投資家に向いています。

そして、日本化学産業は利益剰余金400億円超の鉄壁の財務基盤を持ち、業績も安定しているため、今後も堅実な成長が期待できる点が安心材料です。

主要指標一覧(日本化学産業 4094|2025年時点)

指標数値説明
PER(株価収益率)約10.4倍割安圏にあり、安定収益企業として妥当な水準
PBR(株価純資産倍率)約0.49倍純資産に対して株価が割安で、財務の堅さが反映
ROE(自己資本利益率)約4.65%(予想)安定収益型企業として標準的な水準
配当性向約61.9%DOE4%方針に基づき、安定配当を重視した水準

※PBRについては、下記の記事で説明しています。

https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/10/29/post-83/

※PERについては、下記の記事で説明しています。

https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/10/29/post-90/

※ROEについては、下記の記事で説明しています。

https://miyacci-yutaikabublog.com/2025/11/02/post-107/

DOE4%方針とは?

DOE(株主資本配当率:Dividend on Equity)4%方針とは、 「株主資本(純資産)に対して毎年 4%程度の配当を出す ことを目安にする」 という配当政策のことです。

なぜ“DOE4%”が重要なのか?

■ ① 業績に左右されにくく、配当が安定しやすい

通常の配当は「利益(EPS)」に連動しますが、 DOEは「純資産」を基準にするため、 利益が上下しても配当が大きくブレにくい のが特徴です。

■ ② 財務が強い企業ほど実行しやすい

純資産が厚い企業(=財務が強い企業)は、 DOE方式でも安定して配当を出せます。

日本化学産業は利益剰余金が400億円超と非常に厚いため、 DOE4%方針と相性が良く、長期的に安定配当が期待できる というわけです。

日本化学産業(4094)の注意点

優待取得には300株が必要(約70万円)

まず、優待を取得するには300株(約70万円)が必要で、 レントラックスのように10〜20万円で買える銘柄と比べると、 初心者にはややハードルが高めです。

株価の値動きは重め(大型ではないが安定寄り)

次に、株価の値動きは比較的重く、急激に上昇しにくい傾向があります。 化学メーカーとして業績が安定している一方で、 短期で値上がり益を狙うタイプの銘柄ではありません。

配当性向が高めに見える(DOE方式のため)

さらに、配当性向が60%前後と高く見える点にも注意が必要です。 これは DOE4%方式 を採用しているためで、 利益が減った年でも配当を維持することで、 見かけ上の配当性向が高くなる仕組みになっています。 財務が強いため大きな問題にはなりにくいものの、理解しておきたいポイントです。

化学業界特有の市況リスク

そして、化学業界特有の市況リスクも無視できません。 原材料価格の変動、為替の影響、自動車・電子部品などの需要サイクルに左右されやすく、 日本化学産業が安定企業であっても、業界全体の波から完全に逃れることはできません。

まとめ

まず、日本化学産業は 安定配当+長期優遇型の株主優待 を備えた、長期投資に向いた魅力的な企業です。特に、長期保有で優待額が増え、総合利回りが最大8%超まで伸びる点は大きな強みと言えます。

次に、優待内容が使いやすい QUOカード であることも魅力のひとつです。コンビニやドラッグストアなど日常生活で幅広く使えるため、優待の実用性は非常に高いと感じられます。

さらに、同社は 利益剰余金400億円超という圧倒的に安定した財務基盤 を持ち、業績も長年にわたり堅調です。DOE4%方針により、業績の波に左右されにくい安定配当が期待できる点も安心材料です。

ただし、優待取得には300株(約70万円)が必要であることや、化学業界特有の市況リスクなど、投資前に理解しておきたいポイントもあります。

総じて日本化学産業は、 「財務の安定性が抜群で、長期優遇型の優待も魅力的。QUOカードの使いやすさも含め、堅実に資産形成を進めたい長期投資家にぴったりの優待株」 として注目できる銘柄です。